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DTM2016 ノリスリンク【RACE1】 [DTM]

そもそもDTMって何?と思われた方も多いことでしょう。
ドイツツーリングカー選手権(Deutsche Tourenwagen Masters)というのが正式名称。
市販車をベースとしたドイツ独自のレースと言われてますが、市販車ベースとは名ばかりです。
エンジンの位置からドライバーの着座位置、ボディーの素材などなどたくさんの相違点がございます。
旧DTM(1984~1996)は市販車改造でレースを行っておりました。
4年の中断後、2000年に再開されレギュレーションの変更を重ねて今のような車になりました。
細かく書いていくととんでもなく長くなってしまうのでこの辺で・・・

開催地もドイツ国内にとどまらず、隣国のベルギー、オランダ、オーストリアとロシアで開催されます。
一時はメーカーの思惑で上海での開催も計画されていましたが、いつの間にか予定からも消えてしまいました。
かつては、オペル、アルファロメオも参戦してましたが、ご予算の都合で今は撤退。
現在は、BMW、Benz、Audiの3社のみがレースに参加しています。
その3メーカーで8台ずつ(BMW,Audiが4チーム、Benzが3チーム)24台が出走します。

DTMの特徴は各チームで戦うというよりも”メーカー間の争い”感が強いです。
例えば、獲得ポイントが多いドライバーが後方に着いたとき、所属チームが異なる場合でも同じメーカーの車だと簡単に抜かせてしまいます。
さらに、獲得ポイントの多い同メーカーのドライバーが前走者だった場合、後ろから来る他メーカーの車をブロックするなど。
個人が年間チャンピオンになることも重要ですが、最優先されるのがコンストラクターのチャンピオンのような気がします。
また、イギリスのWTCCほどではないのですが、押し出しやら追突などが多く、ほとんどの車がレース後にはどこかしらが壊れてます。

そこで、DTM界の暴れん坊将軍のご紹介です。
筆頭はこの方です。
カーナンバー6番のロバート・ウィケンズさん。カナダ人ドライバーです。
ま~ず、この方は暴れん坊。
強引な追い越し、ラフなブレーキングなどなど、トラブルメーカー的なお方です。
言葉を変えれば”果敢に攻める”とでもいうのでしょうか。
ノリスリンク以降のオランダのRACE1、ロシアのRACE1で優勝したり、実力の方もそこそこあるようです。
チャンピオンポイントも1,2位を争っていることもあり、マナーも向上しているようにも思えます。
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同じベンツのカーナンバー2番、ゲイリー・パフェさん。イギリス人ドライバーです。
チャンピオン経験者のベテランですが、何かあるとすぐに心に火が付いちゃうお方です。
私が2013年にノリスリンクを訪れたときのレースで、他車に追突されたのがよほど悔しかったのか、追突した車に体当たりをして2台ともリタイアなんてことがありました。
このときはレーシングアクシデントとして処理され、お咎めなしでしたが報復したのはだれの目にも明らか。
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そして、この方も結構ヤバ目。カーナンバー10、アウディのティモ・シャイダーさん。ドイツ人です。
こちらもチャンピオン経験者のベテランなのに、昨年オーストリアで前代未聞の事件を起こしました。
監督が「ベンツを押し出せ!」と無線で話すと、その数秒後に本当に前走車を押し出しをしてしまいました。
この1プッシュで2台のベンツがリタイア。
当然、レース後に大問題となり、大きなペナルティを受ける結果となりました。
チーム無線がテレビ中継に乗っていることを知らなかったわけでもないでしょうに。
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それでは、土曜日のRACE1の様子でも。
腰痛のため、午前中のセッションを完全スルー。
スーパー遅刻の上、ノリスリンクに到着いたしました。
この日は遠回りの通路を避けショートカットルートを選択。
ノリスリンクの名物(?)Zepplin Grandstand裏側にショートカットルートがあります。
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F3の予選が始まってました。
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ショートカットルートを使うとコースを横断することができます。
でも、コース上に車が走っていないとき限定のため、長時間の待機が伴います。
かなり待たされましたが、無事コース横断に成功。
グランドスタンド側のコースには地下道があるため待たなくてもOKです。
皆さん淡々と横断してましたが、私だけがちょっとハイテンション。
こちらが最終コーナー側。
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こちらがシケイン側の裏ストレート。
黄色い看板のところがシケイン出口です。
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ショートカットルートを使ったのに迂回コースよりも時間がかかりましたが、スタンドに到着しました。
既に、レース前のイベントが始まってます。
FIA-GT3規格のメルセデスベンツSLS AMG GT3が走ってました。
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旗を持ったおね~さんがパレード中。
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観客のテンションが徐々に上がってまいります。
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ドライバーの出身国の旗を持ったおね~さんも登場!
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スペングラーさんもバリバリと音を立てながら登場。
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エステバン・オコンさんもブリブリと音を立てながら登場。
この方、ここまでのレースではほとんど活躍せず。
万年最後列状態が続いてました。
ノリスリンクの後のオランダ ザントフールトのレースを最後にドライバー交代となりました。
”やっぱり、活躍せんといかんがな”と思っていたらなんと、F1昇格だとか。
腕よりも持参金目当てのF1昇格。この方、良いスポンサーをお持ちのようで。
F1でのご活躍をお祈りしてます。
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グリッドに並んだ各車。
前回は目の前がダミーグリッドだったのですが、変更されてしまったようです。
この後フォーメーションラップに続きいよいよスタートです。
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レースが終わりましたぁ~(早っ!)
前のおっさんやら横のおっさんやらが立ちまくっていたため、レース中の写真が一つもありません。
と言うより、興奮し過ぎて”写真撮り忘れちゃいました”みたいな。
また、お約束のロバート・ウィケンズさん、今回もやっちまいました。
コース脇に取り残されたウィケンズさんの車もレース後に無事回収。
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ちなみに、この日のRACE1の結果は以下の通りです。
1位 エドアルド・モルターラさん。さん。【Audi RS5 DTM】
 カーナンバー10番のイタリア人ドライバー。
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2位 ジェィミー・グリーンさん。【Audi RS5 DTM】
 カーナンバー53番のイギリス人ドライバーです。
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3位 ポール・ディレスタさん。【Mercedes-AMG C 63 DTM】
 カーナンバー3番のイギリス人ドライバーです。
 元F1の正ドライバーで今年からF1ウィリアムズチームのリザーブドライバー兼任となりました。
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ブルーノ・スペングラーさんは5位と振るわず。
残念な結果となってしまいました。
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前回よりも写真の規制は厳しくなかったのですが、この日は軽量のNikon1のみ持参して観戦してました。
私の腕ではNikon1で動くものの撮影するのは神の手でも借りなければ到底無理(涙)
結果、レース中の写真がほとんどないことをお許しください。

さて、明日はRACE2です。
今日より20分長く走るうえ、1回のピットストップが義務付けられています。
日曜日のレースでは柔らかいタイヤと固いタイヤを途中で交換しなくてはいけません。
ピット作業が俊敏なschnitzer Tram。ぜひとも本領発揮の上、ハリきって頂きたいものでございます。

それでは、残りのAudi RS5 DTMを。
マティアス・エクストロームさん。カーナンバー5番のスウェーデン人ドライバー。
2度のチャンピオン経験者です。
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ミゲール・モリーナさん。ナンバー17のスペイン人ドライバーです。
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ニコ・ミューラーさん。カーナンバー51番。スイス人ドライバーです。
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マイク・ロッケンフェラーさん。カーナンバー99番のドイツ人ドライバー。
2013年のチャンピオンです。
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エイドリアン・タンベイさん。ナンバー27のフランス人ドライバーです。
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これでBMW,Audiの全選手のご紹介が完了。
あとはBENZを残すのみとなりました。
結局、全部載せるのか~い!
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